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栄華のバロック・ダンス 舞踏譜に舞曲のルーツを求めて
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●栄華のバロック・ダンス
舞踏譜に舞曲のルーツを求めて
浜中康子 著
【出版社】音楽之友社
【判型・頁数】 A5・272頁
【発行年月】 2001年1月

Detail


【内容】
メヌエット、ブレ、ガヴォット―バッハの管弦楽組曲などで耳にするダンスは、実際はどんなものだろうか？
バロック・ダンス成立の背景から、舞踏譜から見る全体の動きとバロック・ダンスのテクニック、メヌエットやパスピエなど15種のダンスの解説までを収めた。バロック・ダンス愛好者、古楽ファン待望の書。

【目次】
はじめに
第１章 宮廷舞踏――バロック・ダンス
１．バロックダンスとは
２．舞踏会用ダンス 正式な舞踏会（グラン・バル）／仮面舞踏会（バル・マスケ）
３．劇場用ダンス バレ・ド・クール（宮廷バレエ）とコメディ・バレ／抒情悲劇（トラジェディ・リリック）とオペラ・バレ
４．舞踏譜が伝えるもの ボーシャン＝フイエ・システム／ファヴィエ・システム

第２章 バロック・ダンスのテクニック
１．足のポジション
２．パ＝ステップ パ・サンプルとパ・コンポゼ
３．個々の動きを示す記号
４．記号の位置と実際の動きとの関係 プリエとエルヴェのタイミングとポジション
５．さまざまなステップ記号 構成要素となるパ・サンプル／ムーヴマン
◎ドゥミ・クペで開始するステップ�クペ�パ・ド・ブレ�メヌエット・ステップ�バランセ
◎タンに属するステップ�タン�タン・ド・クラント、またはパ・グラーヴ�ピルエット
◎跳躍のステップ�ジュテ�コントルタン�パ・アサンブレ�パ・ド・シソンヌ�パ・ド・リゴドン�ジュテ・シャッセ�シャッセ
◎落下運動によるステップ�パ・トンべ�パ・ド・ガイヤルド
６．男女のシンボル
７．舞踏譜と楽譜との関係 小節線と音部記号／小節線と実際の動きの関係／舞踏譜における休符記号
８．腕のポジション
エレヴァシオン／オポジシオン／特殊なポジション／手を取る／手を離す記号

第３章 さまざまなダンス
１．メヌエット
◎宮廷舞踏会におけるメヌエット P.ラモーとその著書／正式な舞踏会での踊り方
◎メヌエット・ステップ ピエール・ラモー／ジャン・ファヴィエ／フイエ／ぺクール／トムリンソン
◎メヌエット・ステップの変遷 18世紀後半の理論書におけるメヌエット／カダンス
２．パスピエ パスピエのステップ
３．ブレ
◎ブレのステップ フルレ／パ・ド・ブレ
◎振付の中のさまざまなステップとカダンス コントルタン・ド・シャコンヌ／パ・ド・シソンヌ／ジュテ／クペ・ストゥニュ／タン・ド・クラント／バランセ（横方向）
◎舞曲におけるメトリック構造
４．リゴドン
リゴドンのステップ
パ・ド・リゴドン
５．ガヴォット
ガヴォットの変遷（16〜18世紀）
ガヴォットのステップ パ・ド・ガヴォット
音楽における２つのスタイル
６．アルマンド
Ｔ.アルボー『オルケソグラフィ』の中のアルマンド
17・18世紀のアルマンド
ペクールの振付
その他の振付�〈ブランル・アルマンド〉〈王太子妃風アルマンド〉
18世紀後半のアルマンド
７．クラント
クラントの変遷／フレンチ・クラント／クラントのステップ／パ・ド・クラント
カダンス 音楽上の拍との関係�（１）タン・ド・クラント＋ドゥミ・ジュテ（２）クペ＋ドゥミ・ジュテ
�ドゥミ・クペ＋クぺ�クぺ＋クペ�ドゥミ・クペ＋ドゥミ・クペ＋ドゥミ・クペ
〈ラ・ボカンヌ〉に見られるクラントの本質
８．サラバンド
サラバンドの変遷／カダンス／サラバンドの典型的リズムとステップの特質
〈ラ・ロワイヤル〉／フレーズとアクセント／〈スペイン人の第１エール〉に振付けられた作品
９．フォリア、シャコンヌ、パッサカリア
フォリア／〈スペインのフォリア〉／シャコンヌ／パッサカリア
10．ジグ
フレンチ・ジグとイタリアン・ジガ／ジグに使われるステップ／〈ロランのジグ〉／その他のジグの振付
11．カナリ、ルール、フォルラーナ
カナリ／ルール／フォルラーナ

付録 フランス王家系図／イギリス王家系図／舞踏譜―ブレとメヌエット
参考文献／おわりに／人名索引／事項索引

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